細見コレクション 若冲と江戸絵画【細見美術館】
江戸時代絵画を代表する絵師として知られる伊藤若冲(1716〜1800)。精緻な描写、鮮やかな色彩や自由闊達な水墨表現は、対象を独自の視点で捉えた瑞々しい絵画世界を形成し、多くの人を魅了しています。
細見コレクションの若冲作品の特徴は、初期作と晩年作が見られるところにあります。彩色画の《雪中雄鶏図》や《糸瓜群虫図》は30代の作。早くも若冲の独創的な描写が見出され、のちの《動植綵絵》(皇居三の丸尚蔵館)につながる重要な作品と位置づけられています。
一方で、若冲の画業において質・量ともに見逃せない水墨画は、細見コレクションでも大きな割合を占めています。80代の筆とされる《群鶏図》や《鼠婚礼図》など、絶妙な墨技によって動物を表情豊かに描いています。
本展では、細見コレクションより若冲とその弟子とされる若演の作品のほか、江戸時代のさまざまな絵師による作品を展観、若冲と江戸時代絵画の豊かな表現をお楽しみください。
会場
細見美術館
日程
2025年3月1日(土)〜5月11日(日) 10:00〜17:00
住所
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
料金
一般1,800円 学生1,300円
問い合わせ
細見美術館
交通機関
地下鉄東西線「東山駅」2番出口より徒歩約10分
市バス 31・32・201・202・203・206系統「東山二条・岡崎公園口」下車、東へ徒歩約3分
市バス 5・46・86「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車、徒歩5分
HP
https://www.digistyle-kyoto.com/event/30073
情報提供: DigiStyle京都
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