花街と社寺
花街は、古来より参拝者の絶えない大寺院や神社の門前で発達してきたという歴史を持つため、花街界隈を散策していると必ず、付近に由緒ある寺社仏閣を見つけることができます。
例えば、上七軒はもと、「天神さん」の愛称で親しまれる北野天満宮の門前茶屋として起こったのが始まりです。近隣にはそのほか、桜で名高い平野神社や、12月の大根炊きで有名な千本釈迦堂(大報恩寺)、病気平癒のご利益がある釘抜地蔵(石像寺)があります。
また、祇園は江戸時代まで八坂神社が「祇園社」と呼ばれていたことに由来し、門前町として密接な関係を持っています。祇園東には、技芸上達の神として芸妓・舞妓の信仰を集める辰巳大明神があり、宮川町にも商売繁盛を祈る恵比須神社などがあります。
北野満天宮
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